スプロール化

川越市の調整区域内取引が多いことを 前回示した
http://imanishi.chu.jp/wp/?p=1513
元々取引の少ない調整区域なのに取引件数が多いのが川越市である。県内では珍しく、しかも30万人都市では唯一といえる。

スプロール化が進むことを示しているのではないだろうか

平成16年に規制緩和の進んだ日高市は、調整区域の畑がどんどん宅地化されている。その結果世帯分離は進んだが、それほど人口増にはならない。世帯増ほど社会増にはならないのである。市内の世帯分離によって市街化区域の人が減っていることを意味する。区画整理の保留地はますます売れなくなるだろう。
世帯数推移

青森市がコンパクトシティとして有名になったように、財政の厳しい情勢の中、どこの町も無駄な投資はできない。スプロール化が進むと、人口増に応じ、ゴミ収集、上水道、下水道整備、学校や保育園の整備にお金がかかる。駅に近い市街化の学校に空き教室が増えているのに、である。

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