税務署順位

全国に524の税務署があるが、そのうち、所得税の申告者数の一位は川越である。

それを受けてか、被相続人(亡くなった人)の数も1位である。

税務署順位

その一方、不動産の総額が遺産総額に大きく跳ね返ることため、納税額は朝霞署が一位、以下西川口、浦和、川口、越谷の順。川越は14位まで後退する。

東京に近いという川口や西川口を上回る納税額というのは、人気のある和光市を抱えているからだろうか。

また、一人あたり相続人の数が川口や越谷は多くなっている。

課税遺産総額が1億円を超える資産家は、孫を養子にするなど、相続人を増やすことで節税対策をしている。

県南の各市は相続対策をする人が多いのに対して、川越は相続対策が遅れているのか、課税率も納税額も低いことと併せて考えれば、それほど相続対策は必要性を感じていない、のだろう。