ファンドの買い進み

ファンドの買い進みが話題になっているが、実際はどうであろうか

J-REITの購入物件の利回りを調べてみた
16年と17年の購入物件利回り推移

年間総収入を期末価格で除したものが取引利回りであるが、都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の事務所に限っては16年の利回りから比べると、17年は明らかに下落している。
期末価格は取得価格とは違うという指摘もあるかもしれない。

確かに17年の初めに購入した価格が期末に鑑定評価したら高くなっていたというケースもあるかもしれない。しかし、そのことは16年に購入した物件についても当てはまることである。同様に価格が上昇したのであれば、16年の利回りも低下したはずである。

賃料収入と利回りだけではなく、ファンドの担当者は17年になってからは利回りが悪くなって(低下して)も物件を買い進んだのである。そこにはファンドに対する考え方が若干変化したといって良いだろう。
(詳しくは 弊社HPの小冊子からPDFファイルを参照されたい)

鑑定評価は(有)埼玉不動産鑑定所へ