新築マンション販売は?

新築マンションの販売動向を毎年調べている。
東日本大震災の時には、停電でエレベーターが止まった高層マンションもあって懸念されたが、
液状化の恐れのある臨海部でも高層マンションの基礎工事がしっかりしていることを好感して、人気に衰えはない。
むしろ、地価の下落による買いやすさと帰宅難民になることの恐怖から勤め先に近いところのマンションは、お買い得と思われている。
その結果、将来の値上がりをも期待できる大手デベロッパーの新築マンションは売れ行き好調である。
新築マンション販売推移2013

川口~浦和~大宮の高崎沿線を中心とする埼玉県中央地区は、浦和を中心に物件が多い。
一方、東部伊勢崎線沿線の東部地区、低地、地盤軟弱であることを嫌われているのか、
物件数、価格、単価ともそろって低下している。
スカイツリー効果は一部に過ぎないとも言える。
東部に対して、西部地区では価格、単価ともに上昇してきている。
その一方、物件数は減少している。
いわば、ふじみ野や志木以南に物件が偏ったことから、売れやすい地域の物件ばかりが出て、
所沢や川越以北の物件は販売業者も手を出すのを控えた結果ではないだろうか