日本の合計特殊出生率は、2023年1.20。
2人生まれないと人口は減少するのだから、1.20は将来の日本を考えると危機的状況。
お隣の韓国(0.78)中国(1.18)よりはマシ、と言って安心できるわけではない。
すこしばかり少子化対策をしてもすぐに人口増には結びつかない、
一方、外国から来る観光客はお金を一杯落としてくれる。観光客が増えれば人口増と同じではないか、
外国人観光客が3千万人くるらしい。1億2千5百万人の日本に+3千万人なら、問題は解決する?
と勘違いする人も多いみたいだ。
3千万人の外国人観光客は1年間日本にいるわけではない。いずれ、というより短期に帰ってしまう。
tbsニュースでは滞在日数平均9.3日だそうだ。
3千万人の来日客は、年間に置き換えれば40分の1に当たる76.4万人が日本に1年間いる計算だ。
国土交通省の資料では、2050年の日本の人口9515万人。この日本の人口は1年平均で72.5万人減る計算だ。
訪日外国人観光客で人口減少を補うつもりなら、毎年72.5万人ずつ訪日客が増加しなければならない。
今の滞在日数なら、来年は+2900万人としなければならない
人数だけ増やそうとしても、とても無理なことだ。
滞在日数を増やす努力しなければならない。
そのためには、東京、京都、大阪に偏っている訪日外国人を地方に分散させて長期滞在のきっかけを作らなければならない。
でも、一方では、オーバーツーリズムも懸念される。
ここは、外国人観光客が集まるフランス(年間1億人)やスペイン(8500万人)トルコ(5500万人)に学ぶべきではないか