日本の無思想

元旦の朝日新聞に養老孟司先生の言葉が載っていた。 「日本以外の国は基本的に全部「有思想」。
日本だけが無宗教、無思想。日本だけは歴史を思想として捉えない。日本は「死んだら最後、関係ねえ」って社会だ。」

クリスマスにパーティーをし、お葬式はお寺で行う。元旦には神社に初詣をした人が、厄除け大師で護摩をたいてもらう。
宗教心があるから詣でるのではなく、たたりがあると困るからお参りをするのが日本人。 聖徳太子が仏教を認めたときから、八百万の神は自分を守ってくれるのではなく、神のたたりがないように信心するのが日本人。無批判に帰依しないという点だけは日本人も自立しているとも言えるのではないか。後は、外部からの批判に耐えられるように、考える軸がぶれないことが必要なのだろう。教典のような神様の教えがないことは自分で常に考えなければならないのだから。
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