一部に地価上昇の兆し

国土交通省は2011年1月1日時点の地価動向報告を発表した

全国150地点のうち16地区の地価が上昇、前回(10/1)の2地区より大幅に増えた。
横ばい地点を含めると70地点、下落は住宅地7,商業地73と住宅地を中心として回復の兆しが見られる。
http://tochi.mlit.go.jp/tocchi/look_rep/lookreport20110224.html

改善が目立った住宅地では上昇(11地区)が下落(7地区)を上回っている。
オフィスの空室が多く賃料も下落している商業地に比べ、好調に推移するマンション市況を反映して住宅地取引が活発化したことが言われている。

今回の調査地点は埼玉県内はさいたま新都心駅周辺1地点であるように、人気の高い駅周辺に設定されている。この報告はよい住宅地については底堅い人気を踏まえて高値取引が現れていることを示しているのであり、駅からバス便の住宅地では人気がなく、依然として買い手市場、弱含みが続いている。
(2011/2/25日経、埼玉)

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