昼夜間人口比率

埼玉県の昼夜間人口比率は88.6%。

居住人口の9人に一人は県外に通勤(通学)している。47都道府県でも最低。東京都民が多いことから埼玉県に対する愛着心も低いのだ、と言われる。

平成22年国勢調査による昼夜間人口比率

それでも都心回帰が進み東京の居住者が増えたことから、結果として通勤者も減り、昼夜間人口比率は87.5から88.6に1.1ポイント上昇してきた。

こうした傾向はさいたま市、川口市でも見られる。
川越市の場合、97.1%までに上昇し、政令市と比較してもさいたま市横浜市、川崎市などを上回っている。産業の集積と求心力が都市力の源泉であろうから、川越の場合、自立した中核市として誇っても良さそうである。
一方、川口、所沢は県内平均を下回り、ベッドタウンの要素が強い。
また、県北の中心となる熊谷市の場合、これまで昼夜間比率100%であったが、平成22年は下回ってしまった。妻沼、大里、江南の合併により周辺市への流出が増えたのだろうか。

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