新型コロナと賢くつきあうには?

藻谷浩介【今後10年はゼロ成長】新型コロナはインフルエンザ以下の致死率
【デフレの正体】で著名な藻谷浩介氏、経済再生に貴重な意見を述べている。

「新型コロナウイルスで亡くなった人は 8月末で約1200人
年間にインフルエンザで亡くなる人の半分以下
肺炎で亡くなる方の70分の1以下
肺炎やインフルエンザでは縮まない経済が、何故コロナでは縮むのか。数字を見ずにパニックになっているからでしょう」

たしかに、厚労省HPでは年間1000万人の感染者がいて、直接の死亡者は1818人(2005年)インフルエンザ流行の超過死亡者として約1万人とされている。
おなじく、肺炎は95498人(令和元年) 新型コロナの死亡者の80倍になっている。

パンデミックとなってから半年経って、新型コロナの特徴がすこしずつ判ってきた。
1、発病する前から人に感染させるらしい。
2.感染しても無症状者がいて、それは若者に多い。
3.高齢者、特に持病を持った人は重症化しやすい。
4.今のところ特効薬がない。
5.今のところワクチンもなく、予防は一般的な感染予防するしかない。
6.手指からの接触感染、あるいは感染者の唾液等飛沫を浴びたことによって感染が広がる。
7.濃厚接触者からの感染が多く、空気感染はない。

どこに感染者がいるのか判らない、そもそも自分が感染していて、他人に移すことになるかもしれないが、それも確認できない。
とても不安だ。
ただし、
山手線等の電車にはラッシュ時に多くの人が密閉空間にいるが、そこで感染が広がったことは指摘されていない
誰しも会話をせずスマフォや新聞を見ていて、飛沫を飛ばすことがないからであろう。

さらにいうと、通勤電車に比べて余裕のある新幹線や航空機はよほど感染リスクがない。
多くのホテル、旅館も感染対策を充実させ、寒気や消毒を徹底させている。
そもそも、日本人はハグやキスをする挨拶をしないから、一般には濃厚接触はほとんどないのではないか。
旅行すること自体には、感染拡大するおそれはあまりないのだろう。それなのに全国に感染が広がったのは、自分が感染しているか判らない人が誰かと濃厚接触してしまったのだろう。

一般には、飲食をするときに接触感染、飛沫感染をしないように注意すれば良いのではないか

すでに行動自粛を解除してから2ヶ月以上が経過した。
どのようなときに感染リスクが高まり、この程度までは感染リスクがあまりない、
という行動パターンを専門家が調査の上、発表するべきではないだろうか

それが明らかになれば、withコロナ時代の経済活動は動き出すといって良い。