「原因帰属のゆがみ」

アエラ2012.10.8号でp15には、

「人間は誰かと共同活動をするときは、自分の方が頑張っていると思ってしまう。これを心理学では「原因帰属のゆがみ」と呼ぶ。たとえば、親の介護でも、同じ程度の貢献でも自分の方が大変だった、と思い込む心理」

できることなら避けたい兄弟間の相続トラブルは

①日頃から情報を共有する。情報格差は不信感のもと
(普段の生活を知っていれば、相手のことも思いやれる)
②心に余裕のある方が相手を認める。相手を認める言葉が怒りを収め、無理な要求も出さなくなる。
(遺産分割の問題を出す前に、困っている人のことを先に考慮する)
③一度関係が壊れると元に戻らないことを肝に銘じておく
(男の場合は、分かってくれるだろうという思いが先にあり、なかなか自分から話を切り出せなくなる)

当たり前のことですが、
肝心なときに思い出さずに話を切り出し
ボタンを掛け違ったまま、修復できない家族が多いのが現実です。

親族というのに、「親」が亡くなっていなくなったときにもめるのは、おかしなことです。
親族紛争というよりも、子どもが孤族になっているのではないですか。

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