生保による相続税対策

相続税の増税対策として、生命保険の活用が進み、大手生保4者の収入は7%と増えた。

相続税対策の生命保険(日経20150214)

仕組みはこうだ。

贈与税がかからない基礎控除分の現金(110万円まで)を子どもや孫に贈る
子どもたちはそのお金で贈与者を被保険者とした保険に加入する
贈与者(親)が死亡すれば、子どもたちは保険金を受け取れる
満期まで親が生きていれば子どもたちは満期金が受け取れる。

低金利時代とは言え、受取額を計算すると銀行の定期預金を上回る利回りとなる。

何よりも
生命保険の受取人となっていれば、遺産分割協議を待たずに名義人が生命保険金を受け取れる。
無駄に争いを生まないことになる。

さらに、
親が生命保険の契約者になることも考えられるが、そのときは相続税の対象となる(一人500万円までは非課税)
当然、遺産分割のときには他の相続人にも分かってしまう。
その点、子どもが贈与されたおカネで保険契約すれば、相続人間の争いを避けられ、相続税や贈与税の心配は無い。
日生夢のかたち+

ソニー生命や大同生命のHPを見たが、新聞記事の商品が見当たらなかった。
保険を活用した相続税対策、これから良く検討するべき商品だろう。

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