最近の遺産分割の傾向

最近は、高齢化、核家族化、権利意識の高まりを受け、複雑で困難な事件が増加してきた。

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老人が老人を介護する時代。相続人といっても若くない。
集まるのもむずかしいから話し合いもままならない。やがて当事者能力が無くなってしまう。
差し迫った扶養の負担も相続を進めるのに障害になる。

従来は、近所に住んでいる人が多く、すぐに相談できた。
交通の発達と経済の国際化により、普段会えないような親族が増えてきたのだ。

調停を申し立てるには、戸籍謄本、住民票が必須。しかし、これを集めるのも一苦労になる。
相続人の現状を把握するのも手間と負担がかかる時代になった。

後々の相続紛争を避けるために遺言を啓蒙しているが、その反面、遺言無効や、痴呆のはず、2つ以上の遺言の存在など、別の問題も現れてきた。

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