カテゴリー別アーカイブ: ●鑑定士が役立つこと

一番古くなってしまった

国土交通省 土地総合情報ライブラリーでは全国の不動産鑑定業者情報が見ることができる

http://tochi.mlit.go.jp/?post_type=generalpage&p=12479

弊社(埼玉不動産鑑定所)を調べてみると、埼玉県ではもっとも古い。
情報はエクセルファイルになっているので、ダウンロードして初回登録順に並び替えてみた。
鑑定業者情報(国交省2015登録順)

すると、昭和40年に登録しているのは、9社82地点にすぎなかった。
昭和40年には多数の鑑定業者がうまれた。
中には、昭和25年日本勧業銀行から独立した日本不動産研究所など、歴史のある団体、企業があるのだから、
もっと多くの鑑定業者があると思っていた。

そしてその中でも弊社が昭和40年2月19日登録
次の3月30日に三菱UFJ信託銀行など 

同じ不動産鑑定士特別試験を受けて合格された方々の会社はどうされたのだろうか。
個人業者であったために法人なりしたときに登録番号が変わり新しくなってしまったのか
それとも、後継者不足のために廃業されてしまったのだろうか。

昭和39年4月、不動産鑑定評価法施行
昭和40年10月 日本不動産鑑定士協会設立 昨年 協会設立50周年を祝った

いずれは廃業も考えなければならない弊社にとっても、ビックリポンなデータを見つけてしまった。

鑑定評価は、埼玉不動産鑑定所へ

adr調停センター

法務省に認定されたADR(裁判外紛争処理)センターの一つが、日本不動産鑑定協会連合会のADR調停センターである。

遺産分割や借地借家の紛争は不動産絡みの紛争である。

不動産、それも価値についてよく分かっている専門家が間に立てば容易に解決できる案件も多い。

少しでも悩みがあるのなら、まずは相談してみてはどうだろうか。

公益社団法人 日本不動産鑑定士協会連合会 ADR調停センター

鑑定評価は、埼玉不動産鑑定所へ

鑑定評価のニーズ

不動産鑑定評価の仕事は、銀行の担保評価や
裁判所からの鑑定依頼によって行われてきた。それが昭和39年に法律が施行され、地価公示制度が整備されることで社会的に広く知れ渡った。
「地価公示価格は取引の指標である」と書かれてある。しかし、その頃の不動産鑑定士の仕事は官公庁や銀行など、
不動産についてよく知っている人たちが依頼してくるのがほとんど。洋服にたとえれば、オーダーメイドと言えるだろう。
それも致し方ない。不動産は二つと同じものがない、という特性を持っているから、それぞれの土地の価格を求めるのに第三者の意見を聞く、それが不動産鑑定評価である。仕事として必要なときに求めることが多く、依頼者もプロと言える。 続きを読む

事業承継と鑑定評価

中小企業経営者の遺産分割では、個人所有の遺産もさることながら、
会社の資産をどうするか、会社の経営権をどうするかが問題になることがある。

会社経営に関係のない相続人、経営能力のない相続人の存在は経営を承継する相続人にとって頭の痛い問題となる。
できれば父親が全てを決めておいて欲しかった、その声に応えようとしたのが事業承継円滑化法である。生前に承継の意志を明確にし、遺留分の放棄も含めて会社関係は整理しておくのである。父親が存命中は何も問題は生じないだろう。しかし、それが相続の時に必ずしもうまくいくとは限らない。 続きを読む

不動産について

不動産は生活の基盤です

人間生活を営むには不動産に関わらずに生活することはできません。不動産を持っていない人、賃貸アパートに住む人でも、借りる契約の中身や利用方法の問題から不動産に関する問題が避けられません。もちろん90%以上の人が大した問題に巻き込まれないで暮らしています。

しかし、問題が起きてからでは遅いことも多いのです。問題が生じないようにしておくことが、権利意識の高い現代では重要なことなのです。

鑑定評価は(有)埼玉不動産鑑定所へ

裁判上の鑑定評価は何のために?

裁判官から担当事件について、お礼の手紙をいただいたことがあった。

スポーツクラブの継続賃料、景気低迷を受けて減額請求訴訟であった。双方の主張は正反対、和解のメドもなかった。裁判官からすれば気が重い事件である。どんな判決を書いても必ずいずれかが控訴し、高裁で改めて争われる。
裁判官の判決文も高裁の裁判官に審査されることになる。

評価命令を受けて、調査に入り、双方からの主張、資料もいただいた。 続きを読む

相続で後悔しないように (20)

評価はいつするのか?

東京家裁の裁判官とお話しすることがあった。
「東京では、遺産である不動産の評価について争いがあると分かれば、すぐに鑑定評価に入り、遺産総額をほぼ確定することにしています。」

私は
「遺産である不動産の分け方、それぞれの取得の仕方に相続人間で争いがなければ良いのですが、後日、売却、あるいは分割してそれぞれが取得するなど、評価の条件が変われば評価も変わります。 続きを読む

鑑定士の責任も重く

神奈川県藤沢市では、開発公社の土地取得に絡み裁判所を舞台に争われてきた。

事件がきっかけなのだろうが、
再発防止に不動産鑑定士を同席させたり、複数の鑑定評価書を求める動きが出てきた。

神奈川新聞

不動産鑑定士は市民になじみがない中で、不当鑑定などの記事が出ていた。
「一部の不心得の鑑定士のために」ということはあるが、より鑑定士を活用してくれる動きになったのは嬉しいこと。
これからも、不動産鑑定士の役割を社会的にアピールしていかなければ。

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